○ より深化した6次産業化を
上図のように、国民の食品消費において農水産物そのものの金額は15%まで低下しています。その分、流通業や加工品メーカー・外食業が4分の3以上を占めるようになっています。これは、第一次産品が加工や中卸・販売のために流通していく中で、価値が拡散・分散してしまうからです。消費者の元へ届くまでに、それぞれの業種に商品の動きや変化を委ねた結果、そこに帰属する金額が増え、お金が地域経済へ落ちないようになってきています。
地産地消だけにとどまらず、加工や直販、さらに高付加価値を生み出す商品開発やブランド創出を自分たちの手で進めれば、第一次産品の生産と合せてさまざまの価値の集約が実現できます。さらに、担い手や雇用を生み出すといった地域の活性を生み出すことも可能となってきます。
このような地域経済の活性を生み出し、地域経済の構造改革を進めようと、国や地域行政からのサポートもあり、現在、各地で農産品の6次産業化が大いに推し進められています。付加価値の高く、食文化も多様である伝統的食材のじねんじょうは特に6次産業化には、格好の産物で大きな注目を集めています。
大きなコストを必要とせず、遊休施設や休耕地を活用できる「じねんじょう」この作物の栽培指導や特産化講習なども各地で開催しております。6次化へのアプローチのノウハウに関しても是非ご相談くださいませ。
●生産 Primary
人材〜、技術〜、そして交流と共有
●加工 Seconday
商品開発〜、技術提携〜、そして資源の共有
●無形財 Organic
拠点開発〜、交流と新価値の創出